葬儀全体のうち約70~80%が仏式で行われています。
今までお付き合いのある寺院がある場合は、その方に導師を依頼する流れになります。
お付合いが無い場合、葬儀社で寺院の紹介をさせて頂くのですが、
その際に、「宗派が分かりません」と仰られる方がおられます。
・仏壇はあるけど、ここ何年も法事もなく寺院とは疎遠になっている。
・田舎の仏壇を引き継いだが、特に行事もなく現在付き合いがない。
・跡取りではないので、仏壇は無い。
など、事情は様々ですが、いざお葬式となったときに困られているケースは多いです。
近年終活が流行っていますが、その一環として確認してみてはいかがでしょうか。
確認する方法
①親戚に聞いてみる
伯父さんや伯母さん、自分が分家の場合は本家の方に聞くのが安心です。
宗派がすぐ分からなくても、寺院名が分かればそこから調べる事も出来ます。
②仏壇を調べる
宗派によって仏壇の中の仏像や掛軸、そして位牌に刻まれている戒名は異なります。
担当してもらう葬儀社に見てもらうか、写真を撮って見せるのもありです。
⇦(例)浄土真宗本願寺派
※仏壇も無く、家で決まった宗派がない場合
葬儀の打合せの際に、宗派の希望などあれば考慮し、寺院をご紹介します。
ご紹介する際の注意点
既にお付合いの寺院がある場合は、必ずその寺院に許可を取って下さい。
特に檀家になっていたり、お寺にお墓がある場合は後々にトラブルになるケースがあります。
詳しくは担当者にご相談下さい。
まとめ
今回は実際に葬儀の打合せの際に、皆様が困られている問題を取り上げてみました。
分家でこれから初めて寺院との付き合いを始められる方、
本家の仏壇を引き継いで守っていかないといけない方、
それぞれ事情は異なりますが、スムーズにトラブル無くお葬式や法事、
お墓などの行事を進めていく為にも、自分はもちろん子供たちにも係わる事ですから
一度確認してみる事をお薦めします。